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「農協の取材で撮影をしているうちに私自身も畑をやってみたくなりました」
と穏やかに移住のきっかけを話してくれた小野田さん。
小野田さんは、2006年に地元の東京から都留市(つるし)に移住しました。現在、本業でカメラマンをしながら、趣味として畑で農作物を育てています。
今回は小野田さんに都留に移住したきっかけや移住してよかったことなどを聞いてみました。是非最後までお読みください。
【編集部】
よろしくお願いします。
小野田さんは、畑をやりたかったことが移住する1つのきっかけだったんですね。
どうして移住先に都留市を選んだんですか?
【小野田さん】
都留に住む友人から勧められたためです。
私の住んでいた東京でも貸農園があって畑をしていたのですが、期限があり返さなければなりませんでした。
そこで、友人が「山梨なら喜んで貸してくれるところが沢山あるよ」と教えてくれ、山梨で畑をやろうと思ったんですね。
最初は都留ではなく、山梨東部の上野原市で畑を借りて農作物を育てていました。今では思いもよりませんが、当時は東京から高速を使って通いで畑に行っていました。しかも、水やりのために、毎回20Lの水をタンクに詰めて運んでいたんです。
すると、都留市に住んでいる知り合いから、アパートが空いているという話を聞いたんです。さらに、近くにも畑があるということも教えてもらったんですね。
なので、私の仕事がカメラマンということもあり、現場に行ければどこに住んでも問題なかったので、移住を決めました。
現在は引越して、市内に家を借り、友人たちとシェアしています。
【編集部】
ご友人が都留市に住まれていたんですね。
いろいろな地域で知り合いがいるとその土地に住んでいる人しかわからない情報を教えてもらえていいですよね。
地元が東京だと都留市の人との交流はなかなかないと思うのですが、ご友人とはどのようなきっかけで知り合ったんですか?
【小野田さん】
取材の仕事で知り合って仲良くなりました。
以前とある雑誌社から依頼があり、私はカメラマン、友人はライターとして北欧に行って取材したことがありまして。
1週間でノルウェーやスウェーデンを周るんですが、かなり過酷な取材で、1日に日が差す時間が1時間しかない時期でいろいろなものを撮影しなければならなかったんです。
無事取材を終えてお互い大変な仕事を乗り越えることができたんですが、この取材がきっかけで仲良くなりました。
仕事で知り合った人でここまで長く付き合いのある人はなかなかいないですね。ましてや家をシェアすることになるなんて(笑)
こういった友人や知り合いが都留市にいたおかげか、移住した時も全く不安ではなかったです。
【編集部】
お仕事で壮絶な経験をされていたんですね。厳しい環境で一緒に仕事をすると仲間意識が芽生えて、絆が深まるのは私もよくわかります。
現在の家に移ってから、どのような生活をされていますか?
【小野田さん】
基本的にはカメラマンの仕事をしています。月に3回くらい東京へ撮影に行き、あとは家で編集作業を行っているという感じです。毎月6〜7割は仕事をしていますかね。
また、都留に住んでからは副業として植木の剪定をしています。知り合いのお医者さんが庭や駐車場が広くて自分では手が回らないということで、最初はお手伝いとして草刈りをしたら感激されまして。その後に、「剪定もできるでしょ?」と言われたことがきっかけで始めることになりました。
経験はほとんどなかったのですが、都留市の「森の学校」という森づくりの学習ができる学校にも通っていたことがあるので、学んだことを糧に作業しています。まだわからないことも多いので、木の種類や剪定する時期などをYouTubeで調べながら日々勉強しています。
もともとアウトドアが好きでしたし、PCでの作業の多い私にとって身体を動かせるいい機会なので、気分転換にちょうどいい副業だと感じています。
休日は趣味の畑やピアノをやっていますかね。
畑は在来種の種屋さんのカタログを見て気になったものがあればピックアップして育てているという感じです。一時期はいろいろ野菜を作っていましたね。最近だと黒落花生や安納芋を作っていました。田んぼや都留市特産の水かけ菜も友人としています。
ピアノについては、手の怪我をしてリハビリの一環ではじめました。YouTube を見て色々弾いています。都留は夜も気にせず弾けるのでいい環境だなと思っています。
【編集部】
カメラマン以外にも仕事をされていたんですね。ずっとPCで作業していると身体を動かしたくなりますし、リフレッシュにもなるので庭の剪定はデスクワークをされている方にとってうってつけの副業だと思います。
畑だけでなく田んぼもされているんですね。黒落花生は初めて聞きました。あまりスーパーにないような食べ物を育てるのも面白そうです。
これまで都留に住んでいてよかったことはありますか?
【小野田さん】
東京に近いというところですかね。電車でも車でも90分くらいで行けるので、取材の仕事も行きやすいですし、実家で親に何かあった時も戻りやすい場所というのはいいなと感じています。
移住者だけでなく地元の人とも繋がりがあるのもいいですよね。コンパクトな街なのでみんながお互いのことをなんとなく知っている環境は魅力的かなと。
また、都留はとにかく人が優しいと感じています。
2014年の山梨で大雪が降った時の話なんですが、当時友人と神戸で撮影の仕事があって一緒に行くことになったんですね。1台の車で行くことになったため、私は都留市にある公共の駐車場に車を停めて、友人の車に乗って行きました。そうしたら、大雪で山梨が陸の孤島のような状態になって帰れなくなってしまいまして…
結局都留市に戻れたのは、大雪がやんだ1週間後でした。車が雪で埋もれているんだろうなと思ったんですが、駐車場に来たところ、なんと雪が除去されていて取り出されていたんです。こういった経験もあって、都留は親切な所だなという印象を持っています。
都留に来て良くなかったことはほとんどありません。強いて言うのであれば映画館が欲しいくらいですかね(笑)
【編集部】
素敵な話ですね。都留の人たちのあたたかさも伝わります。
都留市は移住者も多いですし、地域の人も受け入れてくれる印象はありますよね。
都留に住んで「今後こうしていきたい」など将来のビジョンや目標はありますか?
【小野田さん】
今の生活を続けられたらなと。都留に来て、理想に近い生活を送っています。
柱の仕事としてカメラマンをやりながら、畑をしつつ気楽に生活していきたいです。
【編集部】
充実した生活を送られているんですね。
「移住して理想に近い生活ができている」というのは都留の人にとってうれしい言葉だと思います。
最後に、今後都留に住もうと考えている方へ事前に準備した方がいいと思うことがありますか?
【小野田さん】
これから来る人にアドバイスするなら、マニュアルの免許を取ることをおすすめします。農作業などをやりたい場合、軽トラを使うかもしれないので。
また、車を買うのであれば四駆にした方がいいかなと。山道を走るとき、泥でぬかるんでいて危険なこともあるので、安定して走行できる車を買った方がいいですかね。
農機具を使うのであれば、機械の仕組みを知っておくといいかもしれません。故障したときにどうして壊れたかがわかると、自分で直せるかもしれませんし、修理を頼むときもスムーズに伝えられますよ。
【編集部】
小野田さん、ありがとうございました。
取材を終えて
畑がきっかけで都留市に移住した小野田さん。
偶然の出会いが移住への架け橋となり、自分のやりたかったことを実現することができました。
取材を通して、人との出会いの大切さを改めて感じました。
これまで出会ってきた人やこれから出会う人が自身の生活を大きく変える一歩になるかもしれませんね。
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