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みなさまこんにちは、ライターのなかむ〜です。先月の記事はご覧いただけましたでしょうか?まだの方はこちらからお読みいただけたら嬉しいです。
今回は先月インタビューさせていただいた村上さんの奥様、信子さんです。
前回少し触れましたが、信子さんも上谷交流センターを拠点に【かな書道】の講師として活躍されています。今回もどんなお話が聴けるのか楽しみ♩
ではさっそく、行ってみましょう!!
かな書道との出会い
子供のころから書道教室に通っていた信子さん。その後、懇意にしていた表具屋さんから「かな書道をやるなら良い先生がいるよ。」と声を掛けていただけたことが、かな書道へ転換するきっかけだったそうです。
その時に紹介された方が、かな書道では高名な先生だったとか。今でもそのご縁は繋がっているそうで、都留に移住されてからも月2回通われているとお聞きし、優しい雰囲気の信子さんの中に今なお静かに燃え盛るかな書道への情熱を感じました。
漢字は中国が主体なので日本人には理解し難い詩が多い反面、日本の短歌や和歌や俳句などある程度季節感や情景など伝わってくるかなに魅了され、最初は見よう見まねでかな書道を始めたそうです。
「漢字の行書や草書の崩し方だけでなく、かなには平仮名だけでなく万葉仮名と言って自由な表現が沢山ある中から自分自身で選んで表現することができる。」と溢れんばかりの【かな書道】への想いを笑顔で語って下さいました。
自由な表現が沢山あるということは、それだけ覚えることや勉強することも沢山あるということですが、信子さんの口からは大変だとか難しいだとかの言葉は一度も出てきません。
信子さんにとって【自由な表現が沢山ある】ということが【かな書道】を選んだ一番の理由で、そして【かな書道】を今なお続けてみえる理由の一つかも知れません。
都留への移住
都留市への移住のきっかけは旦那様にもお聞きしているところではありますが、信子さんご自身の心境の変化なども踏まえてお聞きしてみました。
信子さんが最初に移住に興味が沸いたきっかけは、「いい移住」や「ポツンと一軒家」という番組をご覧になっていたからだそうです。
それから40年間住んでいた家の老朽化や残りの人生を考えたときに、新しい場所に行って気持ち新たに過ごすのもいいなと二人の意見が一致したことですぐに行動へと移したそうです。
その行動力に驚いていると、「あんまりよく考えなかったから」と笑って話す信子さん。実際に住み始めてみた感想もお聞きすると「都留は空気が美味しい、水が美味しい、人柄も良い。文化へ興味を持っている方が多く活気を感じる」とのこと。
最近、近所の方達のお誘いでバードゴルフも始められたそうです。いろんな方との交流を通じて、毎日充実している様子が信子さんの表情から伝わってきました。
※私共のインタビューにも丁寧に答えていただいた村上さん(席奥側)
かな書道活動
都留市でのかな書道活動も引越しされた年の7月と8月に無料体験講座を開かれたそうですが、その信子さんの行動力には驚くばかり。
その時の生徒さんがそのまま残って9月には本格的に講座がスタート。その後、【街かど情報TSURU】に載ったことで周知され生徒さんが増えていったそうです。「講座に来ていただいている生徒みなさんが、わきあいあいと楽しくやってもらうことを一番大切にしている」と話す信子さん。
最初の講座スタートの年から忘年会をご自宅で開催し、それがきっかけで生徒さん同士の交流も生まれたそうです。
そして書の方は、基本を大事にしながらもそれだけでは飽きるし進歩もないので実践を入れていくことを大切にしているそうです。作品の部分部分を切り抜いたところを練習する字と字母を両方覚えて進めていくと溜まったものが辞書になり、それを繰り返すことで自然に覚えていくのだそう。
そして文化祭に出品するという一つの目標を積み重ねることでさらに活気が増えていくと断言されました。それは信子さんご自身が生徒としても足繁く神奈川県まで通い、今なお勉強され続けているからこそのお言葉ではないでしょうか。
上谷交流センターとの出会い
初めて信子さんが上谷交流センターへ訪れたきっかけは、移住相談。
その頃は人が出入りしている感じはなかったそうですが、上谷交流センター館長に岡部さんがいらっしゃったことで交流がスタート。
旦那さまの盆栽教室が初の講座となり、現在上谷交流センターでは様々な講座が開講されています。さらに昨年2024年の11月、岡部さんからの提案で上谷交流センターでは初となる文化祭を開催。
それをきっかけに自彊術も始められ、上谷交流センターへは講師だけでなく生徒としても通い始めたとのこと。信子さんの充実した日々の大半を上谷交流センターで過ごされているようですね。
館長岡部さんの『上谷交流センターを移住者と市民との持続的な交流の発展に向けて利用できる場所にする』そのための取り組みが、しっかりと地域に根付いたものになってきていることを村上夫妻を通して改めて感じました。
※上谷交流センターで移住相談を行う岡部センター長(画面真ん中奥)
終わりに
インタビューを終え、「自分の好きなことを話す時、人はなんて生き生きとした表情になるのだろう」というのが私の率直な感想でした。
今回信子さんのインタビューで「行き着くところがないのがかな書道の魅力」という言葉が一番心に残ったのですが、信子さんにとってかな書道は人生の一部ではなく、信子さんの人生そのもののように感じてなりません。
「都留への移住への決断ができたのは、あまり考えなかったから」と笑っていた信子さんですが、自分の人生をより豊かに楽しく生きる大切な秘訣を教えてくださったように思います。まずは自分の今の想いに正直になること。そしてそれをそのまま行動すること。信子さんのお話を聞いていると決して難しいことではないように思えてきます。
村上さんご夫妻のように移住されてきた方たちだけでなく、以前よりこの都留という土地に住んでいる方たちにも「上谷交流センター」という場所が、今までの生活に潤いをもたらし、日々に活力を与えてくれる大切な場所になっていって欲しいなと改めて思いました。
あとこちらは余談ですが、今回信子さんとのインタビューで一番カルチャーショックだったのは私が小学校の時に学校で習っていた書道の時間に使っていたのは本物の墨ではなかったということ!墨をする真似事をしていただけだったとは…
でもそれを知ったおかげで、本物の墨の色を見たい!墨の色の違いを見たい!願わくば本物の墨をすってみたい!と今年の都留市の文化祭が今から楽しみで仕方のないなかむ〜であります。
拙い文章、最後までお読み頂きありがとうございました。
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