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2022.09.12
【地方起業】地方移住で新しい働き方を見つけるには?時間ではなく目的意識でワークライフバランスを整える
シリーズ【地方で働く、自分らしく】
長引くコロナウイルスの影響もあり、昨今は首都圏から転出する企業が増えています。
リモートワークが当たり前になる時代のなかで、地方で働く人も以前より増えてきました。
そんななか、先駆けて地方で活躍し、自分らしい生き方を模索してきた先輩たちがいます。
このシリーズでは、地方で働くメリット、自分らしい働き方とはなにかを先輩たちの経験を辿りながら、探っていきます。
【地方起業】地方移住で新しい働き方を見つけるには?時間ではなく目的意識でワークライフバランスを整える
地方起業という言葉をご存知でしょうか?
昨今では、首都圏ではなく、地方での起業が話題になっています。
前回は激動の時代のなか、地方で生き残る会社に必要なことはなにかについてうかがいました。
2回目の記事はこちら
【地方起業】起業の成功する秘訣とは?地方起業の新しいビジネスモデル、地域からの信頼を得るためにできる会社づくり
https://kurashi.osusowake.life/?p=1721&preview=true
今回は働く人目線で、今の時代にあった新しい働き方についてうかがいました。
「働き方を見直す基準は労働時間ではなく目的意識」と語る鹿島さんの考えを深掘りしていきます。
鹿島さんプロフィール
神奈川県から山梨県都留市に移住してきた鹿島さん。
山梨県都留市では「つるエネルギー」という名前で電力会社を立ち上げています。
立ち上げからわずか3年。地域電力として認知度を高めている会社です。
「つるを明るく灯す」をコンセプトに、地域経済を活性化させる電力供給の仕組みをつくっています。
現在は再生エネルギーづくりに力を入れており、都留文化大学の学生団体「シェアハピ」と協同の活動もおこなっています。
シェアハピ
都留文化大学の学生団体。環境問題などに関心を持った学生たちが主体的に集まって活動しています。
都留文科大学や地域事業者への再生可能エネルギー導入プロジェクトを推し進めています。
都留市
山梨県都留市は、水が綺麗なことで知られる自然豊かなまち。
穏やかな風土が気に入られて、首都圏在住者からの移住人気が高い、のどかな地域です。
1回目はこちら
https://kurashi.osusowake.life/?p=1718&preview=true
2回目はこちら
https://kurashi.osusowake.life/?p=1721&preview=true
「地方起業で見つけた、自分らしい働き方」
前回のお話ではつるエネルギーがなぜ事業として成功しているのか、その理由や秘訣をうかがいました。
お話をきくなかで、鹿島さんが起業して、楽しく仕事をしていることも伝わってきました。つるエネルギーの仕事は鹿島さんにとってぴったりの職業だったんでしょうか。
まず前提として、成功しているかどうか・・・はもういいですね。笑
なんとなく、良い感じですよね。笑
仲間もいるし、こうして話を記事にしてもらえたり。幸せなことです。
最近、僕が今一番やっていてよかったと思える活動は、都留文科大学の学生さんでやってる「シェアハピ」と協同でやっている再生可能エネルギーのプロジェクトです。
シェアハピさんではどのような活動をされているのでしょうか?
シェアハピは都留文科大学の学生さんが集まって活動している団体です。
環境問題に関心がある子達で集まっています。
彼らは、大学の学食にベジタリアンやヴィーガン向けのベジメニューの導入や、大学の電気を再生可能エネルギーでまかなうプロジェクトの推進をおこなっています。
僕が支援しているのは、再生可能エネルギーのプロジェクトです。
電気を専門に学んでいるわけではないので、電力に関するテクニカルな知識が足りない、だから力を借してほしいと依頼の電話を受けたのがはじまりです。
であればということで、大学近くにあるスーパーに再生可能エネルギーのアプローチをしてみたら面白いんじゃない?ということで、一緒に考えて活動しているのが今です。
鹿島さんにとって、シェアハピとの活動がやりがいの一つになっているのはなぜでしょうか?
社会のことを真剣に考えている若者を手助けすることで、僕も社会の未来を変えるきっかけを作れているように思えるからでしょうか。
彼らが大変な思いをしながらそれでも果敢に活動を頑張っているのを見ると「俺も頑張ろう」という気持ちにもなれます。
仕事で失敗しても、「俺が落ち込んでちゃだめだな」って励まされることも多いですね。
「ワークライフバランスで大切なことは働く時間じゃなく、自分らしい働き方を見つけること」
昨今ではワークライフバランスという考え方が重視されるようになってきました。ゆるやかな暮らしを求める人も増えてきたように思いますが、鹿島さんはワークライフバランスをどのようにお考えですか?
地方で起業したいと思っている人のなかにゆるやかな暮らしを求めている人がいるなら、実現するのは難しいと思いますね。
ワークライフバランスはそもそも「仕事と生活のバランスが取れた状態」のことを意味していますから、ゆるやかな暮らしだけが正解ではないと思います。
働く時間が多ければ生活が崩れるとか、少なければいいってものではないと思います。
僕は、都留市で起業してから24時間ずっとつるエネルギーのことを考えています。
仕事のことばかり頭にありますし、休暇なんてありません。
それでも今の生活は充実しているし、満足しています。
ワークと、ライフの分断が深いことが問題の本質な気が、個人的にはしてます。
24時間仕事のことを考えていても、毎日が楽しく過ごせるのはどうしてでしょうか?
仕事にやりがいがあって、自分がやりたいことをやれているからだと思います。
目的に向かって頑張るときは、時間なんて関係ないじゃないですか。
好きなことならいくら時間をかけても苦にはならないですよね。
芸術家に労働時間なんて聞かないと思います。まぁ、僕は芸術家ではないですが。笑
僕も、自分がやりたいことをやっているので、時間が足りないと思うことはあっても、惜しいと思ったことはありません。
労働時間を基準に考えるのではなく、目的を持って仕事をできるかどうかが大切なんですね。
今は考える基盤を変えていかないといけない時代だと、つくづく思います。
ご時世もあって、転出する企業や、テレワークするサラリーマンも増えてきたと思います。
どこか一つの場所に集まるのではなく、それぞれが自分に一番適した場所を選べる時代になりました。
こうなってくると、時間で労働を図るのは難しいと思います。労働って、何なんですかね。
私個人のテーマとしても、起業するしないに限らず、新しい視点でワークライフバランスや「生きる」を考えたいなと思っています。
結局は、もうやらずには死ねないな、とか、やらない後悔よりやる後悔とか、そういうことなのかなと思います。人生の先輩はそういう言葉をくださいました。笑
最後に、つるエネルギーの展望についてうかがいたいです。
つるエネルギーはもう僕だけの会社じゃありません。
山梨県都留市に根ざし、地域にとって大事な会社になりつつあると思いますし、これからも頑張ります。
そして、近いうちに、僕以外の誰かが、つるエネルギーの理念を語ってくれる将来がきてくれたらもっと嬉しいです。
僕以外の人に、つるエネルギーの理念や考え方が伝わっている証ですからね。
そしてその人が僕の代わりにつるエネルギーを引き継いでくれたらいいなと思います。
そのためには、僕らが愉しくワクワクしているかどうか、ですよね。
このインタビューも楽しかったらいいなと思います。
理念が継承されていき、長く事業が継続することが一番の望みなんですね。
そうですね。
でも、僕と全く同じことを言ってほしいわけでもありません。
会社というのは生き物ですから、時間が経つごとに考えが変わっていくものなのかなと。
会社を最初に作った人がいつまでもトップに立つことが正しいとは限りませんし。
今は僕が代表を務めていますが、時代の移り変わり、地域の変化とともに、会社も変化して、長くこのまちと一緒に生きていてくれたらいいなと思います。
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